デザイン独学におすすめの本11冊|基礎・配色・文字組みを初心者が読む順番で紹介

千葉県千葉市緑区高田町でHP(ホームページ)制作や管理、記事制作代行、名刺・看板制作やデザインなどWEBまわりの業務をしているフリーランスのWEB屋さん『エヌイーケーオー』の高橋です。

エヌイーケーオーのおすすめPC関連や日常の便利アイテムを紹介していきます!

今回は、デザインを独学で学びたい方に向けて、おすすめの本を11冊まとめて紹介します。

「チラシや資料を作ってみたけれど、なんだか素人っぽい」と感じたことはありませんか。

HPや名刺を作る仕事をしていると、「センスがないので…」という声を本当によく聞きます。

ですが、デザインの見た目を左右するのはセンスよりも、レイアウト・配色・文字の基本ルールを知っているかどうかです。

この記事では、デザイン初心者が最初に読みたい基礎の本から、レイアウト、配色、フォントと文字組みの本までをジャンル別に整理しました。

どの順番で読めばいいかも後半でまとめているので、本選びの参考にしてください。

【まずは結論】迷ったらこの1冊!ノンデザイナーズ・デザインブック第4版

近接・整列・反復・コントラストの4原則から学べるデザイン独学の定番

デザインの本を1冊だけ選ぶなら、まず手に取りたいのが『ノンデザイナーズ・デザインブック第4版』(ロビン・ウィリアムズ)です。

目次を見ると、前半は「近接」「整列」「反復」「コントラスト」という4つのデザイン原則を1つずつ学び、そのあとで原則の復習、カラーを使ったデザインへと進む構成になっています。

書名のとおり、デザイナーではない人に向けて書かれた基本書です。

紹介文でも「プロで無くても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい」人のための本だと説明されています。

後半は「活字でデザインする」というパートで、欧文タイポグラフィの基本や活字のコントラストに加え、和文のための補足も用意されています。

日本語によるデザインサンプルが入っているのも、日本の読者にはうれしいところです。

長く読み継がれているロングセラーの第4版なので、「何から読めばいいかわからない」という方は、まずこの1冊から始めるのがおすすめです。

こんな人におすすめ:デザインを学んだことがなく、資料・チラシ・バナーの見た目を根本から良くしたい方

デザインを本で学ぶメリット

書斎のデスク環境
デザインの勉強は動画やSNSでもできますが、基礎を固める段階では本がとても役に立ちます。

  • 基本ルールを順番に学べる:章立てに沿って読むだけで、知識の抜けや偏りが減る
  • 良い例と悪い例を見比べられる:作例つきの本なら、どこを直せば良くなるかが目でわかる
  • 手元に置いて何度も引ける:配色やフォントに迷ったとき、辞書のように開ける
  • 1冊あたりの費用が小さい:スクールや講座に比べて、始めるハードルが低い

とくにデザインは、「なぜこの配置だと見やすいのか」という理由を言葉で理解できると、一気に応用が効くようになります。

断片的なテクニックを集めるより、体系立てて書かれた本を1冊読み切るほうが、結果的に近道です。

HP制作や名刺制作の現場でも、整列や余白といった基本がそろっているだけで、仕上がりの印象は大きく変わります。

失敗しないデザイン本の選び方 4つのポイント

デザイン本の選び方 4つのポイント
デザインの本はとても種類が多いので、買う前に次の4点を確認しておくと失敗しにくくなります。

① 今の自分のレベルに合っているか

初心者がいきなり専門的なタイポグラフィの本を読むと、用語でつまずきやすくなります。

まずは「ノンデザイナー向け」「入門」「基本」と書かれた本から選びましょう。

② 作りたいものに近い作例が載っているか

プレゼン資料を良くしたい人と、Webサイトやバナーを作りたい人では、向いている本が違います。

目次や紹介文を見て、自分が作るものに近い題材が扱われているかを確認してください。

③ 「読む本」か「引く本」かを見極める

原則を解説する本は、最初から通して読むタイプです。

一方で配色見本の本は、必要なときに開いて使うタイプです。

両方を1冊ずつ持っておくと、学ぶ場面でも作る場面でも困りません。

④ 改訂版・新しい版があるか

長く売れている定番の本は、第2版・増補改訂版といった新しい版が出ていることがあります。

同じ書名で複数の版がある場合は、新しい版を選ぶのが基本です。

この記事でも、確認できた範囲で新しい版を紹介しています。

デザイン初心者におすすめ|最初に読みたいデザインの基礎の本

まずは、デザインの考え方そのものを学べる基礎の本です。

ソフトの操作より先に、ここで土台を作っておくと後がぐっと楽になります。

1. ノンデザイナーズ・デザインブック第4版(ロビン・ウィリアムズ)

冒頭の結論で紹介した、デザイン独学の出発点になる1冊です。

4つの基本原則を先に押さえておくと、このあと紹介するレイアウトや配色の本の内容も理解しやすくなります。

2. 美大式 ビジネスパーソンのデザイン入門(稲葉 裕美)

翔泳社から2024年に発行された、ビジネスパーソン向けのデザイン入門書です。

書名に「美大式」とあるとおり、デザイナーではない社会人がデザインの考え方を学ぶための本という位置づけです。

書店のジャンルでも、企画書・プレゼンや経営といったビジネス書の棚に分類されています。

制作の手順を覚えるというより、仕事の中でデザインをどう捉えるかを知りたい方に向いています。

発注する側としてデザイナーと話す機会が多い方にも、共通言語づくりの1冊として良さそうです。

こんな人におすすめ:デザイナーではないけれど、仕事でデザインの考え方を身につけたいビジネスパーソンの方

レイアウトの基本が身につくデザイン本

次は、要素をどう並べるかという「レイアウト」に絞った本です。

資料、チラシ、Webのどれを作る場合でも、レイアウトの基本は共通して使えます。

3. 伝わるデザインの基本 増補改訂3版 よい資料を作るためのレイアウトのルール(高橋 佑磨)

スライドやチラシ、企画書の見映えに悩んでいる方に向けた、資料づくりのためのデザイン本です。

目次は「書体と文字の法則」「文章と箇条書きの法則」「図とグラフ・表の法則」「レイアウトと配色の法則」「実践」の5章構成です。

紹介文では、見映えがいまいちな原因はセンスではなく基本ルールを知らないことだと説明されています。

WordやPowerPointで作る資料を前提にしているので、専用のデザインソフトを持っていない方でもそのまま活かせます。

ユニバーサルデザインに配慮したルールも扱われており、誰にでも伝わる資料を目指したい方にぴったりです。

こんな人におすすめ:プレゼン資料・企画書・チラシをWordやPowerPointで作っている方

4. レイアウト、基本の「き」増補改訂版(佐藤直樹)

書名のとおり、レイアウトだけに的を絞った入門書の増補改訂版です。

著者の佐藤直樹さんは、『WIRED』日本版の創刊時にアートディレクターを務め、デザイン会社アジールを設立した方です。

雑誌のアートディレクションを手がけてきた著者が、基本の「き」から解説するという立ち位置の本になっています。

基礎の本で4原則を学んだあとに、レイアウトをもう一段掘り下げたい方の2冊目として選びやすい1冊です。

こんな人におすすめ:紙面や画面の組み立て方を、レイアウト専門の本でじっくり学びたい方

5. クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本(田中クミコ)

「どちらのデザインが適切ですか?」というクイズに答えながら学べる、ユニークな形式の本です。

目次は「構成」「文字」「色」「グラフィック」「ウェブ」の5章で、ジュエリーショップのパンフレットや歯科医院のパンフレット、ネイルサロンのサイトなど、身近な題材が並んでいます。

ただ読むだけでなく自分で考える形式なので、知識が記憶に残りやすいのが良いところです。

紹介文では、デザインの力を身につけたい人に加えて、デザインを見極める立場にいる人にもすすめられています。

2013年発行の本ですが、レイアウトの基本は時代が変わっても通用する内容です。

こんな人におすすめ:読むだけでは頭に入りにくく、クイズ形式で楽しくレイアウトの基本をおさらいしたい方

配色に迷わなくなるデザイン本

「色選びで毎回止まってしまう」という方は、配色の本を1冊手元に置くのがいちばんの近道です。

イメージから探せる本、色から探せる本、考え方を学べる本と、タイプの違う4冊を紹介します。

6. 配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]第2版(桜井 輝子)

「カジュアル」「ロマンティック」「ナチュラル」「エレガント」など、イメージ別に配色見本を探せる本の第2版です。

目次は13の章に分かれていて、日本の色・世界の色、歴史と流行色、色相別の配色までカバーされています。

紹介文によると、収録されている配色見本は全部で3350選とのことです。

著者の桜井輝子さんは色彩検定協会認定の色彩講師で、色彩や配色に関する著書を多数出している方です。

作りたい雰囲気は決まっているのに色が決まらない、という場面でめくって使える1冊です。

こんな人におすすめ:「やさしい感じ」「高級感」などイメージから配色を探したい方

7. COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック(ingectar-e)

こちらは色別に章が分かれている配色本です。

目次はRED、ORANGE、YELLOW、GREEN、BLUE、PURPLE、PINK、BROWN、BLACKの9章構成になっています。

「お店のテーマカラーが青と決まっている」というように、メインの色が先に決まっているときに探しやすい作りです。

紹介文には「マネするだけですぐできる」とあり、配色を作例ごと参考にしたい方に向いています。

クライアントのロゴの色が決まっている案件でも、色から引けるこのタイプは重宝します。

こんな人におすすめ:使うメインカラーが決まっていて、その色をおしゃれに見せる組み合わせを知りたい方

8. 配色スタイル ハンドブック 思い通りの空気感を演出するカラーパレット900(ローレン・ウェイジャー)

「ナチュラル」「ドリーミー」「レトロ」「ノスタルジア」「静けさ」など、空気感・雰囲気別にカラーパレットを集めた翻訳書です。

副題のとおり、収録されているカラーパレットは900です。

冒頭には、色彩と感情・イメージ・象徴についてのパートも用意されています。

書店のジャンルではデザインに加えてファッションにも分類されていて、幅広い分野の色選びに使える本です。

SNSの投稿画像やショップカードなど、世界観を大事にしたい制作物の配色探しに向いています。

こんな人におすすめ:写真やブランドの世界観に合う、雰囲気重視のカラーパレットを探したい方

9. 「悩まない」配色の基本 好きな色から考える(細山田デザイン事務所)

配色見本を眺めるだけでなく、配色の考え方そのものを学びたい方向けの本です。

目次を見ると、「指定色は1色でも配色」「選択色が2色/3色の時の考え方」「さらに色数を増やす時の考え方」と、色数ごとに順を追って学べる構成になっています。

そのあとに黄色系・赤色系・青色系など13の色系統別のページが続きます。

後半には、色の3属性、トーン別の色展開、RGBとCMYK、色見本帳の使い方といった基礎知識もまとまっています。

紹介文では「デザイナーが現場で使うメソッドを公開」とうたわれています。

こんな人におすすめ:見本をマネするだけでなく、自分で配色を組み立てられるようになりたい方

フォントと文字組みが学べるデザイン本

最後は、文字まわりの本です。

フォント選びと文字の並べ方は、デザインの仕上がりを大きく左右するのに、独学では後回しになりがちな分野です。

10. 怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト(加納 佑輔)

1日10分×30日で、フォント・文字組み・文字レイアウトを学ぶ構成の入門書です。

目次は「フォントを使い分けよう」「文字組みの考え方」「レイアウト」の3章です。

明朝体とゴシック体の覚え方から、文字の大きさとアキ量、全角と半角の使い分け、視線移動、グリッドシステムの基本まで扱われています。

著者の加納佑輔さんは、ロゴ・Webサイト・紙媒体などを手がけるデザイナーで、タイポグラフィのセミナーも行っている方です。

2025年発行の新しい本で、紹介文では「ゼロから学べる超入門」と説明されています。

こんな人におすすめ:フォント選びに自信がなく、短い時間でコツコツ文字の基本を学びたい方

11. Webフォント実践ガイド Google Fontsではじめる 美しく機能的なタイポグラフィ(飯塚 修平)

Webサイトで使うフォントに的を絞った、2025年発行の実践ガイドです。

目次は「文字とフォントの基礎知識」「Google Fontsクイックツアー」「文字組みとテキストレイアウト」「フォントテクノロジー」「ウェブフォントの使い方とベストプラクティス」「絵文字とその技術」と続きます。

著者の飯塚修平さんはUXエンジニアで、工学博士でもあります。

紹介文では、ウェブデザイナーやフロントエンジニア、マーケターなど、デジタルコンテンツ制作に携わる人に向けた本だとされています。

紙のデザインよりも、HPやブログの文字を読みやすく整えたい方に向いた1冊です。

こんな人におすすめ:Google Fontsを使って、Webサイトの文字を美しく読みやすく整えたい方

デザイン本おすすめ11冊の早見表

ここまで紹介した11冊を、タイプ別に一覧にしました。

書名 タイプ・レベル こんな人に
ノンデザイナーズ・デザインブック第4版 基礎・初心者 最初の1冊を探している
美大式 ビジネスパーソンのデザイン入門 基礎・ビジネス向け 仕事でデザインの考え方を知りたい
伝わるデザインの基本 増補改訂3版 レイアウト・資料づくり WordやPowerPointで資料を作る
レイアウト、基本の「き」増補改訂版 レイアウト・初級〜 レイアウトを専門書で学びたい
クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本 レイアウト・クイズ形式 楽しくおさらいしたい
配色アイデア手帖 第2版 配色見本・イメージ別 雰囲気から色を探したい
COLOR DESIGN カラー別配色デザインブック 配色見本・色別 メインカラーが決まっている
配色スタイル ハンドブック 配色見本・空気感別 世界観に合うパレットがほしい
「悩まない」配色の基本 配色の考え方 自分で配色を組み立てたい
怖くないタイポグラフィ 文字・超入門 フォントと文字組みを基礎から
Webフォント実践ガイド 文字・Web向け サイトの文字を整えたい

デザイン本を読む順番のおすすめ

11冊を一度に読む必要はありません。

独学で進めるなら、次の順番がおすすめです。

まず1冊目は『ノンデザイナーズ・デザインブック第4版』で、4つの基本原則を頭に入れます。

2冊目は、作りたいものに合わせてレイアウトの本を選びましょう。

資料づくりが中心なら『伝わるデザインの基本』、紙面やバナーも作るなら『レイアウト、基本の「き」』や『クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本』が合います。

3冊目は配色です。

考え方から学ぶなら『「悩まない」配色の基本』を読み、あわせて見本帳タイプの配色本を1冊、手元に置いておくと制作中に迷いません。

最後に『怖くないタイポグラフィ』で文字の基本を押さえると、レイアウト・色・文字というデザインの3本柱がひととおりそろいます。

Webサイトを作る方は、そのあとに『Webフォント実践ガイド』へ進むと実務につながります。

大事なのは、1冊読むごとに実際に何かを作ってみることです。

名刺でもブログのアイキャッチでも構わないので、学んだルールをその日のうちに試すと定着が早くなります。

デザインの本をKindle(電子書籍)で読むメリット

今回紹介した本は、どれもKindle版(電子書籍)が用意されています。

電子書籍には、紙の本とは違う良さがあります。

ひとつ目は、買ってすぐに読み始められることです。

「今週中にチラシを仕上げたい」というときでも、その場でダウンロードして調べられます。

ふたつ目は、何冊あっても場所を取らず、持ち歩けることです。

配色見本の本は厚くて重いものが多いので、PCやタブレットの中に入れておけるのは助かります。

みっつ目は、PCの画面に本を開いたまま、隣でデザインソフトを操作できることです。

一方で、図版の多いデザイン書は、紙面をそのまま画像のように表示する固定レイアウトで作られていることが多いです。

スマホの小さな画面では読みにくい場合があるので、タブレットやPCなど大きめの画面で読むのがおすすめです。

購入前にサンプル(試し読み)をダウンロードして、自分の端末での見え方を確認しておくと安心です。

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よくある質問

Q. デザインの本は何冊くらい読めばいいですか?

最初は基礎の本を1冊、しっかり読み切るのがおすすめです。

そのうえで、レイアウト・配色・文字のうち自分が苦手だと感じる分野の本を1冊ずつ足していくと、ムダなくそろえられます。

Q. デザインソフトを持っていなくても役に立ちますか?

役に立ちます。

今回紹介した基礎・レイアウト・配色の本は、考え方やルールを学ぶ内容が中心です。

WordやPowerPoint、Canvaなどで作る資料や画像にも、そのまま応用できます。

Q. 古い発行年の本でも大丈夫ですか?

整列や余白、配色といったデザインの基本原則は、年数がたっても変わりにくい分野です。

ただしWebフォントのように技術の変化が早いテーマは、発行年の新しい本を選ぶほうが安心です。

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